金山寺写経会の、毎月第三日曜日定期開催では、『般若心経』を書いてます。
皆さん知ってか知らぬかわかりませんが、仏式ではどの宗教でも読経されているので聞いたことはあると思います。
『般若心経』には現代でも通じる意味があります。わかりやすく簡単に書きました。
金山寺写経会では、写経の前にご住職と共に、この『般若心経』を読経するのですが、読経の意味もあわせてどうぞ!
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なぜ読経するの?
読経(どきょう)とは、声に出してお経を読むことを言います。
もとは、仏法の教えを後世に伝承するために行われていたのですが、次第に読経そのものが功徳があるとされ、宗教的な行為となりました。
読経の目的はさまざまあります。主な目的は、葬儀で僧侶が読経することで故人に徳を回すこと。さらに、読経によってお釈迦様の教えに感謝するという意味もあります。
葬儀や法事などでは、読経が行われるのが一般的であるため、故人のために読経するイメージが強いかもしれません。しかし、読経はお経を聞いている全員に向けたものなのです。
ゆえに、感謝を込めて写経に先立って読経をしています。
ご住職不在の場合はできませんので、悪しからず省略してます<m(__)m>
また現代では、お経の音波は医学的にも癒しの効果があると指摘され、「バイブレーションセラピー」としても活用されています。人がお経を読むのを聞いていもいいですし、自分で声に出して読んでも同様に癒し効果があるそうです。また、文字を読み・声に出すことから、集中力の向上、うつ・不眠の改善、認知症予防に効果的だとの研究結果もあり注目されています。
般若心経の意味
般若心経とは仏教のうち、大乗仏教の「空」、「般若」の思想を説いた経典です。「空」とは、すべての存在は因縁によって生じたものであり、実体のないものであるとする思想のこと、また般若とはいわゆる「悟り」のことを指します。
その昔、玄奘三蔵、つまり三蔵法師がインドから持ち帰った経典が般若波羅蜜多経です。
サンスクリット語を漢語に訳し、600巻ほどにまとめられています。
この般若波羅蜜多経の中から、さらに大乗仏教の神髄というべき部分を抜粋し、わずか300字ほどにまとめあげたものが般若心経です。
般若心経はものごとや思想にとらわれて苦しむことのないよう説くもので、仏教の宗派の多くはもちろん、仏教を離れた場でも読まれることがあります。
般若心経は、お釈迦様の弟子であるシャーリプトラという人物と、観音菩薩との対話という形式になっています。
「舎利子(しゃりし)」とはシャーリプトラのことで、「観自在菩薩(かんじざいぼさつ)」は観音菩薩のことです。
お経全体を通して、仏教の基本である空の思想について解説がなされています。
まず、観音菩薩は「五蘊(ごうん)」には実体がないと説いています。
五蘊には色・受・想・行・識という5つの要素があり、これらは人間の意識のもとになるといわれています。
つまり、人間の肉体や、感じること、思うこと、行うこと、認識することには、すべて実体がないというのです。
そして、観音菩薩はさらにシャーリプトラに語りかけます。
「形あるすべてのものに実体がないのであれば、その反対に、すべてのものはあらゆる形をとることができる」と。
そしてそれは、人間についても同じことが言える、といいます。
実体がなければ、生まれることも、滅びることもありません。汚れることも、清らかであることもなく、増えることも、減ることもないのです。
真実の世界においては、形あるすべてのものや人間のあらゆる感覚もなければ、悩みや苦しみという概念もありません。
このような「空」の思想を知る仏は、真理に目覚めて心安らかな存在でありつづけます。
観音菩薩は、ひととおり悟りの境地について説いたあと、最後に真言を伝えます。
現代でもさまざまな解説本が出版されるなど、その教えは絶えることなく受け継がれ、人々の心に感動と癒しを与え続けています。
まとめ
声を出して唱える読経は癒しの効果があります。
意味を知れば心が休まります。
写経は良いことずくめですよ。
ちなみにティーズエトワールは宗教団体ではありません。
みなさまの応援団です♬
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